人の愚痴や悩みを聴くだけで報酬が得られる「愚痴聞きサービス」こと、リスニングスタッフのお仕事がサイドビジネスとして注目を集めています。傾聴の技術を身につけて経験を積み重ねれば一定の顧客を確保することも可能ですので、大きな収入に繋がります。

いま話題の「愚痴聞きサービス」とは?

「愚痴聞きサービス」は、電話やスカイプを利用して相手の悩みや愚痴、世間話などのさまざまな話を親身になって聴いて聞いてあげる仕事です。特別な資格は必要ありませんが、「相手の話に耳を傾ける」資質が重要になってきます。

初心者でもできる仕事ですが最低限の「傾聴技術」は必要なため、企業によっては採用後に研修を行います。普段の空いている時間帯に家でできる仕事ですので、「内職」として特に女性に人気があります。

どんな人のどのような話を聞くのか?

愚痴聞きサービスを利用する人は一般的な普通の人ですが、「ちょっと訳ありの方」が多いようです。
・近くに話し相手がいない高齢者
・相談できる家族や友達がいない孤独な人
・家族や友人などは、身近すぎて相談できないような悩みを持っている人
・不満やストレスを抱えた忙しいビジネスマンやキャリアウーマン
このような人たちがお客様になります。話の内容は人それぞれ。
仕事や家庭の愚痴から世間話、人間関係や恋愛の相談、自慢話など、話の中身は多岐にわたります。

報酬はどのくらい?

「愚痴聞きサービス」は、リスニングスタッフを募集している企業に雇われる形で仕事を請け負います。時給は業者によって異なりますが800〜1200円程度が一般的です。また、電話で聴くのか、直接会うのかによっても違ってきます。

報酬は、「完全出来高制」で支払われる場合がほとんどです。指名制をとっているところが多いので最初は思うように稼げないかもしれません。しかし、経験を重ねてリピーターを増やしていけば、安定収入に繋がります。

人の話を上手に聴く「コツ」を知っておきましょう

「ただ話を“うんうん”聞いているだけでいいなんて、気楽なバイトだ」と考える方がいるかもしれませんがそれは大きな間違いです。あらゆる感情や悩み、ストレスを抱えた人の話を受け止めるには膨大なエネルギーが必要です。
自分自身がストレスを溜めて消耗しないためにも、聴き方のコツを覚えておくことが大切です。

同感せずに共感する

わかりやすくいうと「相手の話に自分の考えや感情を同調させない」ということです。
客:「世の中ってひどいところです!」
リスニングスタッフ:「そうですよね!まったくひどいところです!」
これは、同調です。相手の考えや感情に自分が同化しています。
客:「世の中って、ひどいところです!」
リスニングスタッフ:「そうですか。(あなたは)ひどいところと感じているんですね…」
これが共感です。相手を受け入れていますが、そこに自分が入っていません。
同感せずに共感することで、自分がぶれることなく冷静に相手の話に耳を傾けられます。

否定しない

「話を聞いて欲しい」人の目的は、アドバイスをもらうことではなく「自分を理解してもらうこと」「わかってもらうこと」です。話がどんなに不条理な内容だったとしても、ただありのままを受け留めて欲しいわけです。
ですので、もしあなた自身が納得のいかない内容だったとしても、決して相手を否定しないようにしましょう。
反対意見を述べると相手がそれに反応し、話がこじれてトラブルになることも。肯定的に相手の話に耳を傾けることが大切です。

アドバイスは控えめに

中にはアドバイスを求めてくる人がいるかもしれません。そのような場合でも、個人的な意見はなるべく控えるようにしましょう。どうしても伝えたいときには本当にやんわりと、ひとつの提案としてお話することをおすすめします。

愚痴聞きサービスは、今後も需要が高まっていく分野といえます。傾聴技術を身につけて本格的に経験を重ねれば、プロとして独立することも可能です。しかし、人の愚痴や悩みなどの話を聴くことは相当の技術とエネルギーが必要だということを覚えておきましょう。