最近、大企業で社員の副業を認める動きが高まっています。多方面で活躍する優秀な人材を手放さないための対策のようです。サイドビジネスを行っている人はまだ肩身の狭い思いをしていますが、いずれ副業が当たり前の時代がくるかもしれません。

大企業が副業を認めている現実

副業を禁止している会社が圧倒的に多い中、大企業がサイドビジネスを認める動きがでてきています。最近では、大手製薬メーカーのロート製薬が容認することを公表しました。あまり知られていませんが、他にも、日産、富士通、花王など、サイドビジネスを認めている大企業は数あります。

なぜ大企業が副業を容認するのか?

働く社会人で「副業」を行なっている人や興味を持っている人は60%近くいるといわれています。また、優秀な人材ほど各種プロジェクトからの誘いや外部から直接仕事を依頼されるケースが多く、「仕事ができる人ほど副業のチャンスに恵まれている」という現実があります。

そこで大企業は、優秀な人材を確保するためにサイドビジネスを認め始めているわけです。「かけもちで他の仕事ができないのであれば他の会社で働こうか」と、貴重な人材がより魅力的で自由度の高い会社に引き抜かれてしまうのであれば、副業を容認して彼らにとどまって欲しいというわけです。

まだ大半の企業が副業を認めていない現実

副業を容認する企業が徐々に増えてきているとはいえ、世間にはまだ「サイドビジネスなんてとんでもない」という風潮があり、実際にそう謳っている会社がほとんどです。現実問題、本業以外に仕事を持っている人は肩身が狭く、会社や周りの人に隠しているケースが目立ちます。

企業が副業を認めない理由とは?

会社側は、サイドビジネスによって生まれる次のようなリスクを危惧しています。
・本業へのモチベーションの低下
・情報漏えい
・転職などのリスク
これらをできるだけ軽減させたいという思いはよく理解できます。しかし時代の流れとともに働き方も多様化してきています。

「高齢者の9割は貧困化する」ともいわれている現代、将来現役でなんらかの収入源を確保することは死活問題につながってきます。それらの事情を考えても、今後サイドビジネスを容認していく企業は増えていくはずです。